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ここはPCゲーム『ザ・シムズ2』の 物語風プレイ日記を公開しているサイトです
05 / 19 Sun 08:47 ×
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02 / 06 Tue 00:26 #御風 ×

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チャチャチャチャ~ン(『逃亡者』のテーマ)
さっそく向かうは、犯行現場♪
犯人は現場に戻る、とはよく言われる事。しっかし今回の事件では、その
「現場」がやたらと多いんだよなー。
一日で全部を回りきるのは、とても無理無理。
近い場所から、一つずつツブしていくとしますか。

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ブライトリバー東区から始まった一連の放火は、今ではフロータウンを中心
に頻発している。
支局から、そう遠くない場所にあるこのコンビニ『ナイト&デイ』も、つい最近
被害にあったばかりだ。

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ゴミ捨て場は…、と。
あーこりゃ駄目だわ、用心のために、道路側からの開き戸には鍵がかけ
られてる。店の内部からでないと、近づけないみたい。
店のスタッフがまだ逮捕されてないところを見ると、火事が起きた時、おそらく
ここは開いてたんだろう。犯人は外部から進入したのだ。

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「いらっしゃいませー!」
店長が、すっとんきょうな声をあげて迎えてくれた。熟練者らしく、こちらに笑
顔を向けながらも、手元はすばやく会計作業をしている。

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いつ来ても思うけど、ここの店長はホントに働き者だ。客への対応も良い。
こういう真面目な人間が、犯罪被害に遭うなんて、全く理不尽と言うしかない。
ま、幸い被害はたいしたことなかったようだし、仮に店が焼失したって、保険に
入ってれば何とかなるだろうから、結果オーライなんだけどね。

忙しそうだなあ。レジの邪魔するのはやめとこう。
代わりに補充作業をしている、店員とおぼしき女の人に、話しかけてみるこ
とにした。
ん?妙だな…この女性、どこかで顔を見たことがあるような。

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「すいません、ちょっとお時間良いですか?」
「はい?」
「例の放火事件について、三分だけ、お話伺いたいんですケド~」
「放火?まーた、その話なの!?」
放火と聞くやいなや、女性の眉がつりあがった。


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「事件の起きた時のことは、警察に散々話したわよ!何度も同じ話繰り返さ
せられて、もうウンザリ!」

いきなり、キレんなよ…。
が、ここは話を合わしておくのが吉と見た。

「そうそう、警察ってしつこいですよねー」
「分ってくれる?」
分りますとも。旦那も警察官ですもの。

「放火が起こった時刻に何してたかだの、従業員が何時に
帰ったかだの、舞台の演出家だってあんなにリテイク出さないわよ!」

ん?

なんか引っかかったような…舞台の演出。舞台…舞台ねえ。
えーい回転せよ、アンジェラの脳みそ。ぐるぐる。

あ。思い出した。

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「もしかして、あなたシャーリーン・マグレインさんじゃない?」
「え、ええ」
「すごい偶然、あたし貴女の舞台見たのよ、すばらしかった~!」
「まあっもしかして、『再会』を見たの!?」

…そんなタイトルだったっけか。ま、いいや。

実は、少し前にBRの若きアクターたちを取り上げた記事の校閲をしたんだ
よね。彼女の顔写真もそこにあって、それで覚えていたってわけ。
こりゃラッキーだった、女優、それもまだ本人が望むほど売れてない女優な
んて、自己顕示欲と欲求不満の固まりだ。

見よ、このとろけそうな顔。
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「そう、あなた、BRタイムズの記者さんなの。嬉しいわ~あのバルバラ役、
あたしにとっては凄くこだわりがあって…」
「ええ、並みいる役者の中でも、あなたは、ひときわ印象的だったわ」
「ありがとう。あたし、泣きの演技は自信があるの」
あたしは、大いに賛同しながら、さりげなく話題を変えた。
「ところで、忙しいところを悪いんだけど、放火現場を見せていただけない?」
「ああ、いいわよ。じゃ、こっちに来て」

いよっしゃ!

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「当日は、やっぱり鍵をかけていなかったの?」
「ええ。かけないのが習慣になってたの。店に通じる扉はいつも施錠されて
たし、ゴミを盗む人なんていないだろうってことで」
しかし盗まずとも、燃やすヤツはいたってわけね。やれやれ。

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「ここから出る?」
「ええ、色々と話をありがとう」
「どういたしまして。今度、また『猿の王』っていう舞台やるの、見に来てね」
「ええ、楽しみにしてるわね」

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店の外のベンチに、あやしい酔っ払いが座って、ぼんやりしていた。
どこの馬の骨やら…は、ひょっとして放火犯じゃ?


「ちょっと、ここで何してるの?」
「んあ?」

ぎゃ、酒臭えー。


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「…」
「…」
「お姉さん、霊って信じる?」
「…」
「あ、信じてないって顔してるね?」
「…」

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「俺、実は霊なのよ」
「…」
「だから、話しかけないで下さい。生者のオーラは、俺にはきつすぎる」



…。

ほんと、やばいのが増えたなあ、最近のフロータウンは。


バタン 

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火がつけられたのは、夜8時頃。
外にいた客の一人がゴミの燃える匂いに気がついて、店長に知らせて、すぐ
に消防車が呼ばれて、大きな被害は出なかったという。
店の人間は、その三十分前後、全員が店の外には出ていない…。
シャーリーンによれば、警察は当日出勤しなかったアルバイトの裏までも、念
のため取っていたと言うことだった。

しかし、その後の動きがないってことは…。

うーん。

結論…いまだ取材の成果なし。以上!




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