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ここはPCゲーム『ザ・シムズ2』の 物語風プレイ日記を公開しているサイトです
05 / 19 Sun 09:11 ×
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03 / 25 Sun 17:37 #御風 ×
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「…つまり、君は店の戸締りを確認するために、夜の9時過ぎに、店に戻った
と言うんだな?」

「そうです」

「店の戸締りをするのは、これまで君の役目だった?」

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「違うけど…だから、何度も言ったじゃないですか。店を出た時、店長に電話
がかかってきて…」

「そうだったな、バーナード・ワッツ氏も、それは確かだと証言している」

「なら…」

「しかしね!」

バンッ

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「店主ならともかく!!ただのアルバイトである君が、わざわざブライト
リバー東区から自転車で戻るなんて、あまりにも不自然だ!」

「でも、嘘じゃない!」

「君が給金のことで、雇い主ともめていた事は、もう分っているんだよ!
正直に吐くんだ!恨みから火をつけたな?!」


「違う!俺はやってない!」



「マーセル警部補、ちょっと変わろう」

…ガタン

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「部下が大きな声を出して、すまなかった。僕はアダム・ハート警部だ」

「…」

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「僕もバーニーズバーでランチを取ったことがあるが、いや~あそこのコック
はたいした腕だね。あそこのチリコンカルネ、絶品だったよ」

「…」

「君が働いているところも、見たことがあるよ。とても、忙しそうだった…僕の
顔に見覚えは?」

「…いえ、すみません。お客さんは沢山いるから、ちょっと」

「そうだよね。いちいち、覚えていたらキリがない。でも僕は覚えてるよ、君
は一人で、幾つもの役割をこなしていた…大変な作業だ」

「…」

「仕事、がんばってたんだね」

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「あそこのバイトを辞めるつもりだったそうだね?」

「…店長と、どうしても上手くいかなくて」

「そうだな、バーナード・ワッツは経営者としては失格の男だ。店の同僚から
も聞いているよ、中でも君への扱いは酷いものだったって」

「…」

「彼を恨んだ?」

「…恨みました」

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「彼に対して、恨みを晴らしたかった?」

「…本当は、ずっとむかついてた。あいつ、自分は何度も休憩を取ってるくせ
に、休まず店を走り回ってる俺には、給料ドロボウだの、能無しだの…」

「信じられない、ひどい話だ」

「あげくに、給料を払ってくれなかった…その時は、本当に、店を燃やしてやり
たかったです、でも…」

「…でも?」

「あの日、バーナードは給料を払うって言った…だから俺は、それで納得して
家に帰ったんだ、嘘じゃないです」

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「・・・・・・・・・俺は、やってない・・・・・・・!」






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「どう思う?」

「まだ無実だという証拠はありませんが…私の感じた印象からいくと、彼はお
そらくシロですね。警視のお考えは?」

「同感だ。まあ、彼は他の放火事件の時は、ほぼ全てにアリバイがあるしな」

「それにしても、アイザック・ウェルズのスケジュールを調べましたが…えらい
もんです、朝から晩まで、働きづめだ」

「ああ…家が貧しいらしいな。彼が本当に、犯人でなければいいんだが」


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「それにしても、マーセルは、相変わらず取り調べの時は容赦がないな」

「彼がヒールを演じてくれるから、私としてはアメの役が、やり易いですよ」

「あれは、本当に演技なのか?…ところで、君アイザックの働く姿を見たこと
があると言っていたが、あれは事実か?」

「え?ああ、いや…言ってみただけですよ」

「なんだ、そうなのか」

「コックのサニー・ポロッツから、彼がどれほどよく働いていたかは、聞いて
いましたからね」

「食えん男だな」

「ただの小細工ですよ」



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「…それで、本命の動きは?」

「おそらく、今日の午後から、明日の朝にかけて…」

「よし、署長の許可は取ってある。しかし、ハート警部分っているだろうが、こ
の作戦がもし無駄に終われば、我々の責任問題は免れんぞ」

「分っています…しかし」

「ああ、やるしかないさ。犯人の命がかかってる」

「それに、我々のクビと…そして、ひょっとすると、アイザックウェルズの将来も
ね」

「でかいヤマだよ、まったく」




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