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ここはPCゲーム『ザ・シムズ2』の 物語風プレイ日記を公開しているサイトです
05 / 19 Sun 09:11 ×
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05 / 20 Sun 18:13 #御風 ×
リラード・ブランドンに連れられて、俺は奴の経営する店の一つ『KISSXX』
へとやって来た。いわゆる風俗だ。
ブランドンが勉強係と聞いて、想像はしていたが、いざ連れてこられると複
雑な気分だ。
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「まあ、そう緊張することはありません。店の女たちはプロですからね、きっと
満足できますよ」

のほほんと、運転席からブランドンが話しかける。

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「別に緊張なんてしてないぜ」

そう言うと、ブランドンは“なら結構”と、笑いながら言った。

「とにかく、あなたに必要なのは経験だ。軽い気持で、色んな女と遊んでみる
ことです。そうすれば、自ずと女ってもんが分ってくるでしょう」

「…何でそんなに、女を知らなくちゃいけないんだ」

俺は少し、いらいらしていた。
こんなやり方、どこか無理やりな感じがしてならない。
女を抱きたければ、俺の好きなやり方で抱く。何故こんな風に、周りから
寄ってたかって、お膳立てされなくちゃいけないんだ。

ブランドンは、「それは…」と、静かに言った。

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「俺達にとって、女ってのは商品だからですよ」

「…」

「バイヤーが、扱う売り物について知識を得ておくのは、当然でしょう。
大体、女慣れしてない奴に限って、一人の女にアホみたく入れ込んだりする。
その辺の素人ならともかく、あなたには、そんな風でいてもらっちゃ困るんで
すよ」

―――――ブラック家の跡取りである、あなたには。

そう、言下に言われたような気がして、俺は黙った。



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「お、こりゃあ、ボスにブラックの坊ちゃん…お待ちしてました」

ブランドンの部下に出迎えられた。この店を任されているのだろう、手馴れた
雰囲気で説明を受ける。

「で、今日はどんな女にしますね?色んなタイプが揃ってますが…ああご安
心を、ウチの店はみんな上玉ぞろいですから」

「そうだな…」
俺は店内に飾られた、女達の写真を眺めた。



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…赤毛は嫌だな。

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「…この、なんか頭の悪そうな女にするよ」

「ああ、ルルですね。いやお目が高い!まだ入ったばかりの新人なんですが
かなり人気っすよ、この娘は」

ふーん。

「よし、決まりだ。じゃあレナードさん、楽しんできて下さいや。俺は二階で
ホットタブにでも入ってますから…頼んだぜ、マービン」

そう言って、ブランドンは出て行った。その後姿からでも、にやにやしてるの
が見て取れる。畜生、他人事で楽しんでんじゃねーよ!

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案内された部屋に入ると、先刻の写真の女がベッドに横たわっていた。

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「あ、いらっしゃ~い」

「…」



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