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ここはPCゲーム『ザ・シムズ2』の 物語風プレイ日記を公開しているサイトです
05 / 19 Sun 09:41 ×
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11 / 25 Sat 02:30 #御風 ×

ガイにやり込められた後、俺はなかなか腹の虫がおさまらず、日が暮れて薄暗く
なった庭で、ぐるぐると一人彷徨を続けていた。

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何が気に食わないって、デヴィッドの馬鹿がなぜかガイと仲が良いらしいことだ。
やけにガイをかばうかと思ったら、ガイまでデヴィッドなら乾杯に応じるとか言い
出す始末。
なにか?お前らホモか?女房持ちのくせして、そもそもたかがデヴィッドのくせして、
害虫なんかと仲良しこよしか!
まったく、虫唾が走るわ!

母も兄もガイにべったり。
これじゃ、まるで…まるで、この俺だけが仲間はずれのようじゃないか!
馬鹿な…いつの間に、俺は家族までもあの男に奪われていたというのか…



…なんか、焦げ臭くないか?

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まさか、あれは…


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燃えるゴミ袋…放火だ!!!!


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ひいいいいっ
最近の俺は、火難つづきじゃないか?お払いでもしてもらおうか…って
そんなのん気なことを言っている場合じゃない!

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い、一体どうしたらいいんだ!
ゴミ袋は燃えやすく、みるみる炎は勢いを増していく。あたり一面に胸の悪くなる
ような、物の焦げる匂いが充満していく。

お…俺が殺人なんて計画したから、罰が下ったんだろうか…

「誰か、誰かきてくれえええええーーーっ!!!!」
俺はパニックになり、ただ、叫ぶことしかできない。
「も、燃えるぅ、俺の屋敷が燃えてしまうぅ!!」

ばちこーんッ

いきなり、肩に衝撃をくらった。
「馬鹿か、何やってんだ、早く消火器を取って来い!!」

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「が、ガイ?」
「窓から火が見えた、いまベルが消防署に通報してる、すぐに来るはずだ」
「しょ、消防署…」

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「また、この家~??火の用心しろっつの、ったくよーっ!!!」





火は消し止められた。
俺の屋敷は守られたのだ。

図らずも、俺が焼き殺そうとしたガイの発見によって…俺の財産はあやうい
ところで守られたのだった。

snapshot_b040d099_9271ba0c.jpg

「・・・・ど畜生!」

どうやら、俺の殺人計画は失敗に終わったらしい。少なくとも、火事でガイ
を殺すのは当分あきらめざるを得ないだろう…すでに二度も小火を出して
いる。三度目の火事が起きれば、いくら間抜けな司法と消防署でも、なに
か不審さを感じるに違いない。


b1e75861.jpg

なんという、皮肉な結末!
だが俺は、あきらめない。あの男を視界から追い出すまで、俺に安息の日は
訪れない。だがまあ、次は火事以外の方法を考えるとしよう…とにかく、もう
火はこりごりだ。

それにしても、近頃、ブライトリバーで放火魔が出没しているとはニュースで聞
いていたが、まさか西区の自分の屋敷までもターゲットになるとは…。
もう少しで大火事になるところだったのだ。
無能な警察どもめ、放火魔なぞ、とっとと捕まえろと言うのだ。
そして、極刑に処すがいい…俺様の屋敷を燃やそうとした当然の報いだ!


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